昨日まで上野の表慶館で開催されていたNIKE AIRMAX展での一コマ。
無料で大事な一足を磨いてもらえるとか有難い!
今や生活に不可欠となったネット通販。
誰もが一度はお世話になったことがあると思う。
特に水やお米など重たい物の購入には筆者も重宝している。
ファッション業界も今やEC事業が必須となった感があり、ますます売上に占める割合を伸ばしている。
今日は筆者も前職で携わった経験があるアマゾンのことを少し。
ご存知の方も多いかもしれないがアマゾンで衣料品を購入すると30日以内であれば返品が無料である。
詳細はこちらのサイトに譲るとして、このサービス、今物議を醸しているヤマト運輸の問題に直結するのではないか?
購買者の利便性が向上するのは好ましいことだが、いくらなんでもこれは行き過ぎでは?と感じている次第。
類似サービスを靴で展開していた「ザッポス」という会社があったな、と思い出して検索すると、
2009年にアマゾンが買収していたことが判明。
当時そういうニュースがあったなと思い出した。
詳しいことは「ザッポス」で調べてもらえれば色々とそのビジネスモデルが出てくるので参照されたし。
返品を保証することで変わる小売ビジネス。
聞こえはいいかも知れないが先述した通り過剰サービスとも取れなくはないだろうか。
日頃閲覧しているファッションブロガーの方もこのサービスを絶賛しその人自らも利用し拡散しているが、
もし筆者の周りにヤマト運輸の関係者が居たら「何を余計なことを」と思うに違いない。
実際に今朝のネットニュースでこういう記事も上がっていた。
ロゴを見て吐き気を催すとは、余程である。
ファッション業界において、ネット通販から実店舗を守る最後の砦として、「実際に触れられる」ことが
挙げられている。その場で試着できること、と言い換えてもいいかも知れない。
このアマゾンのサービスはその砦を軽々と越えようとしている。
自宅にいながら、その他のアイテムとも合わせられるし、何より鬱陶しい(?)店員がそばにいない、
この上ない利便性がそこにはあるからだ。
競合のZOZOTOWNなども月額数百円で返品無料サービスを行なっているようだが、
さすがアマゾン、全て無料でおこなうとは。
利便性、顧客満足度の向上の名の下に疲弊している業界があるのは確か。
このサービス、ヤマト運輸の現状を考えると気軽に利用し、さらにそれを拡散させようとは、
とてもではないが筆者は思わない。皆さんは如何だろう?
小学館
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